トライアングルのガイドラインと完成後の動き(スラスト)

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「トライアングルのガイドラインと完成後の動き(スラスト)」は、トライアングルが「最後のアクション波の直前に出る波」という特性とともに、完成後のスラスト(短期的で素早いアクション波)について解説します。スラストの目標はトライアングルの最大副次波と同程度の大きさ。非常に強い相場では延長波になることもあります。本記事では5つのガイドラインと完成後の動きを解説します。

解説:5つのガイドラインとスラスト

トライアングルの5つのガイドラインと、完成後に続くスラスト(またはそれ以上の延長波)の特性についてまとめます。

完成後のスラスト(図解)

① トライアングル完成後、最大副次波と同程度のスラストが発生 — クリックで展開
トライアングル完成後のスラスト(突き抜け) S A B C D E スラスト=最大副次波と同程度の突き抜け
トライアングル完成後(E波終点後)、B-Dラインの方向に短期間で素早いスラストが発生します。スラストの目標はトライアングルの最大副次波(通常はA波)と同程度の大きさです。
図の見方:スラストの波形はインパルスにもダイアゴナルにもなります。非常に強い相場では「スラスト」ではなく「延長波」になることもあります。

トライアングルの5つのガイドライン

ガイドライン①
収縮型の約4割はランニング型
収縮型トライアングルのうち4割程度はランニングトライアングルである。B波がA波始点を超えるランニング型は決して珍しくない。
ガイドライン②
副次波の比率関係(1:0.618)
同じ方向を向いている副次波同士のうち一組以上は大きさの比率が1:0.618かそれに近い比率となることが多い。例:C波≒A波×0.618、D波≒B波×0.618、E波≒C波×0.618
ガイドライン③
トレンドラインの交点=転換点
トライアングルの上値ラインを延長させた線と下値ラインを延長させた線の交点付近がトレンドの転換点となりやすい。実際の事例(225CFD図2-77)でも4波にトライアングルが出現し、5波が終点を付けるタイミングがトレンドラインの交点と同じになっていることが確認できる。
ガイドライン④
B-Dラインの傾きが緩やか
B-Dラインの傾きの方がA-Cラインより緩やかになることが多い。トライアングル完成後は傾きが緩やかなライン(B-Dライン)の方向に抜けると直感的に捉えることもできる。
ガイドライン⑤
C波・D波の複雑化
C波またはD波が複雑化しやすく、ダブルジグザグになったときはX波のリトレースが大きくなりやすい

完成後のスラスト

⚡ スラストの基本特性

続くアクション波(スラスト)は通常、短期間で素早く動いてトライアングルの一番大きな副次波の大きさと同程度進みます。波形はインパルスにもダイアゴナルにもなるのが特徴です。

  1. スラストの方向:B-Dラインの方向

    トライアングル完成後はB-Dラインの方向(通常は傾きが緩やかな方)にスラストが発生します。

  2. スラストの大きさ:トライアングルの最大副次波と同程度

    スラストの目標はトライアングルの一番大きな副次波(通常はA波)と同程度の大きさです。

  3. スラストの速度:短期間で素早く動く

    スラストは短期的で素早いアクション波。一気にトライアングルの蓄積エネルギーを放出するように動きます。

  4. スラストの波形:インパルスまたはダイアゴナル

    スラストの波形はインパルスにもダイアゴナルにもなります。

スラストが延長波になるケース

⚠ 非常に強い相場ではスラストが延長波になる
非常に強い相場の中では、トライアングル完成後に出現する推進波はスラストではなく延長波になることがあります。つまりトライアングルに続く5波がスラストを超えるような動きになれば「5波が延長する可能性が高い」ということになります。商品相場でこうなるケースが比較的多いとプレクターは指摘しています。

ダブルスリーのX波・Y波がトライアングルの場合

📐 「最後のアクション波の直前」原則の適用

ダブルスリーのX波はダブルスリーの中のY波という最後のアクション波のひとつ前の波なので、X波にトライアングルが出現することがあります。

また、ダブルスリーのY波にトライアングルが出現し、その後ダブルスリーと同じ段階の5波かC波が続くのであれば、そのトライアングルも「最後のアクション波のひとつ前の波」と言えます。

インパルス進行中のトライアングル発見

💡 トライアングルは波動構造解明のヒント

インパルスが進行中と想定される波の中でトライアングルのような形を見つけたら、そこが4波ではないかと見当をつけることができます。トライアングルは波動の全体構造を解き明かす重要なヒントを与えてくれる波形です。

まとめ

トライアングルのガイドラインと完成後の動き(スラスト)は、トライアングルを実践的にトレードするうえで重要な特性をまとめたトピックです。5つのガイドラインは、①収縮型の約4割はランニング型、②同方向の副次波が1:0.618の比率になりやすい(C≒A×0.618など)、③トレンドラインの交点付近が転換点となる、④B-Dラインの方がA-Cラインより傾きが緩やかになりやすい、⑤C波・D波が複雑化しやすい、というものです。

トライアングル完成後は常にB-Dラインの方向にスラスト(短期的で素早いアクション波)が発生します。スラストの目標はトライアングルの最大副次波と同程度の大きさで、波形はインパルスにもダイアゴナルにもなります。非常に強い相場(特に商品相場)では、トライアングル完成後にスラストではなく延長波になるケースもあり、5波がスラストを超える動きになれば5波延長の可能性が高まります。ダブルスリーのX波・Y波がトライアングルになる場合も「最後のアクション波の直前」という原則は当てはまります。インパルス進行中にトライアングルのような形を見つけたら、そこが4波ではないかと見当をつけることができ、トライアングルは波動の全体構造を解き明かす重要なヒントとなります。

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