解説:両者の根本的な違い
ダブルジグザグとダブルスリーはどちらもW-X-Yという3要素の複合修正波ですが、性質・役割・完成後の展開が根本的に異なります。
最も重要な判断基準は「Y波がW波の動いた範囲を大きく超えて動いたかどうか」です。Y波終点がW波終点を大きく超えていればダブルジグザグ(急こう配の価格修正)、Y波終点がW波終点をほぼ超えなければダブルスリー(横ばいの時間調整)と判断します。
両者の形(図解)
① ダブルジグザグ(価格修正):Y波がW波終点を大きく超える — クリックで展開
② ダブルスリー(時間調整):Y波がW波終点をほぼ超えない — クリックで展開
急こう配の複合修正波(ダブルジグザグ)の特徴
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Y波がW波による価格修正をさらに更新する
Y波終点はW波終点を大きく超え、新たな価格修正を進めます。
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W波・Y波ともにジグザグ
ダブルジグザグはジグザグの変種として分類されます。
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急こう配の修正
価格修正の性質を持つため、急こう配で進行します。
横ばいの複合修正波(ダブルスリー)の特徴
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価格修正はW波でほぼ終わる
Y波はW波終点を大きく超えません(大きく超える場合はX波がW波を約100%リトレースしていることが必要)。
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横ばいの時間調整
全体として横ばいで時間を消費する性質を持ちます。
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フラットの代わりに出る波形
ダブルスリーはフラットの代わりに出る波形。フラットと同様の出現位置(インパルスの4波・B波など)に多く現れます。
カウント上の最重要判断:Y波がW波を超えるか
- Y波終点>W波終点を大きく超えた → ダブルジグザグを優先検討
- Y波終点≒W波終点 または それ以下 → ダブルスリーを優先検討
X波のリトレース率と組み合わせた判断
ダブルスリーでY波がW波終点を超える場合、X波でW波を100%近くリトレースしていることが必要条件です。
X波のリトレースが小さいのにY波がW波を大きく超えた → 別のカウントを探すべき。
ダブルジグザグを想定していてY波がW波を超えられない場合
フラットとダブルスリーの関係
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ダブルスリーはフラットの代わりに出る波形
フラットと同様の出現位置(インパルスの4波・B波など)に多く現れます。
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X波の役割はフラットのB波に相当
ダブルスリーのX波はフラットのB波に相当する位置と役割を持ちます。
ダブルスリーの典型例
W波で価格修正した後、X波で戻り、Y波がトライアングルで時間調整して完了する形が典型的なダブルスリーの構成です。
両者の総合比較
| 項目 | ダブルジグザグ | ダブルスリー |
|---|---|---|
| 主な役割 | 価格修正 | 時間調整 |
| 構造 | W-X-Y(3要素) | W-X-Y(3要素) |
| Y波終点とW波終点 | Y波がW波を大きく超える | Y波がW波をほぼ超えない |
| 進行の方向 | 急こう配(斜め方向) | 横ばい |
| 分類 | ジグザグの変種 | 複合修正波 |
| 類似する波形 | ジグザグ | フラット |
| 出現位置 | インパルスの2波など | インパルスの4波・B波など |
関連用語
まとめ
ダブルジグザグとダブルスリーの違いは、どちらもW-X-Yという3要素構成ですが、役割が根本的に異なります。ダブルジグザグは価格修正を進める急こう配の複合修正波で、Y波がW波終点を大きく超え、W波・Y波ともにジグザグの構造を持ちます。ダブルスリーは時間調整を主な役割とする横ばいの複合修正波で、価格修正はW波でほぼ終わり、Y波はW波終点をほぼ超えません。ダブルスリーはフラットの代わりに出る波形で、フラットと同様の出現位置(インパルスの4波・B波など)に多く現れます。
カウント上の最重要判断は「Y波がW波を超えるかどうか」です。Y波終点がW波終点を大きく超えた→ダブルジグザグを優先検討、Y波終点≒W波終点またはそれ以下→ダブルスリーを優先検討します。さらにX波のリトレース率と組み合わせて判断することも重要で、ダブルスリーでY波がW波終点を超える場合はX波でW波を100%近くリトレースしていることが必要条件です。X波のリトレースが小さいのにY波がW波を大きく超えた場合は、別のカウントを探すべきです。ダブルジグザグを想定していてY波がW波を超えられない場合は想定破綻の可能性が高く、典型的なダブルスリーはフラット+ジグザグ+トライアングルの構成として観察されます。
