外見が似ているインパルスとダイアゴナルを区別するための実践的な判別方法。4波が1波に重なるかどうかが最大の判別ポイント。副次波がすべて3波動かどうかも重要。
解説
インパルスとダイアゴナルはどちらも5波動の推進波ですが、波形の特性と出現後の展開が全く異なります。特にカウントをしていく中で「インパルスかダイアゴナルか」の判断が重要になる場面が多くあります。
チェックリスト
- ✅ 判別①:4波が1波の価格領域に重なるかどうか。重なる→ダイアゴナルを疑う。重ならない→インパルスの可能性
- ✅ 判別②:副次波がすべて3波動(ジグザグ系)かどうか。全て3波動→エンディングダイアゴナルまたはリーディングダイアゴナルの3-3-3-3-3型
- ✅ 判別③:全体の形がウェッジ型(くさび型)になっているかどうか。ウェッジ型→ダイアゴナルの可能性
- ❌ 注意:副次波が3波動構成でも、全体がウェッジ型にならなければダイアゴナルとは言えない
- ❌ 注意:「4波が1波に重なる+副次波が3-3-3-3-3」でもトライアングルと混同しないよう注意。トライアングルは修正波で5つの副次波が横ばい方向に連なる
ポイント
- インパルスかダイアゴナルかの判断でカウント全体の進行想定が真逆になることがある
- ダイアゴナルが確認された場合:リーディング(1波・A波)なら「最初の波」→その後修正を経て同方向への推進が続く想定
- エンディング(5波・C波)なら「最後の波」→完成後は逆方向への反転が想定される
- 3-3-3-3-3型ダイアゴナルは「副次波まで5波まで完成したように見えても実際には3波がダブルジグザグとして完成したに過ぎず、まだ4波と5波が残っている」というケースがよくある(図2-17参照)
- 上値ラインを突破したからといってダイアゴナルが完成したとは限らない→拡大型ダイアゴナルへ発展する可能性がある
- ダイアゴナルをインパルスと誤認すると、3波完成後の「4波→5波」という想定が「修正波入り」という想定に化けてしまう
- 「副次波の1波・3波・5波のいずれかが内部でインパルスになっているならダイアゴナルではない」という判断基準も使える(エンディングダイアゴナルの場合)
