収縮型・バリアー型トライアングル

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3-3-3-3-3という5波動構成の修正波。振幅が徐々に縮小する収縮型と、上値または下値ラインが水平になるバリアー型がある。収縮型トライアングルの約4割はB波がA波始点を超える(ランニングトライアングル)。

解説

トライアングルは3-3-3-3-3という5波動構成の修正波で、波の大きさが徐々に小さくなり三角形のような形になる「収縮型トライアングル」、波の大きさが徐々に大きくなる「拡大型トライアングル」、上辺または下辺のどちらか一方が水平で波が徐々に小さくなる「バリアー型トライアングル」の3種類があります。トライアングルは修正波ですから、これら5つの副次波はA波、B波、C波、D波、E波とアルファベットで数えます。収縮型トライアングルとバリアー型トライアングルでは、A波で価格的な修正は終了し、B波以降は時間的な修正となります。修正波の分類としては「横ばいの修正波」とされます。

ポイント

  • 副次波の構成:A-B-C-D-E(すべて3波動構成。合計15の副次波でフィボナッチ数)
  • 副次波は基本的にジグザグまたはジグザグの複合形
  • C波・D波・E波のいずれかがトライアングルになることもある(副次波のうち複雑な波形はひとつだけというのが原則)。特にE波がトライアングルになりやすい
  • 副次波がフラットになることもあるが、それはA波に起こりやすい
  • 【収縮型トライアングル】上値ライン(B-Dライン)が下落し、下値ライン(A-Cライン)が上昇する形。収縮型の約4割はランニングトライアングル(B波がA波始点を超える)
  • 【バリアー型トライアングル(アセンディング・ディセンディング)】上値ラインまたは下値ラインのどちらか一方が水平。通常はBDライン(B波終点とD波終点を結んだライン)が水平になり、完成後はBDラインを抜けていく方向に株価が動く
  • バリアー型では、D波終点がB波終点をわずかに超えることがある(B波とD波がぴったり同値になることは減多にないため)。ただし全体の形としてB波とD波が同じ位置で終わっていれば「バリアー型トライアングル」と見なせる
  • バリアー型ではA波が他の副次波に比べて突出して大きくなる事例もしばしば観察される
  • 収縮型トライアングルでは、C波はA波終点を、D波はB波終点を、E波はC波終点を超えて動かないというのが絶対的なルール
  • 分析での2本のトレンドライン:AとCの終点を結んだトレンドライン(A-Cライン)と、BとDの終点を結んだトレンドライン(B-Dライン)
  • 完成後は常にB-Dラインの方向に抜ける(スラスト)。完成後は素早くトライアングルの最大値(通常A波)と同じ大きさの動きが起きることがある
  • E波終点の目処はA-Cラインだが、短く終わることも多い。またA-Cラインを超えることもあるが、C波終点は超えない(超えたらカウントは破たん)
  • 一般的なテクニカル分析用語の「アセンディング・トライアングル」(上値水平)「ディセンディング・トライアングル」(下値水平)はエリオット波動のバリアー型トライアングルと同じものと捉えられる

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