ダウ理論とエリオット波動の関係

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「ダウ理論とエリオット波動の関係」は、エリオット波動原理の源流①にあたるテーマです。1880年代にチャールズ・ダウが発表した株価の6法則は現代テクニカル分析の礎を築き、エリオットはこの理論をより緻密で体系立った形に再構築しました。本記事では、ダウ理論の6つの法則と、それがエリオット波動原理にどう受け継がれているかを解説します。

解説:ダウ理論とエリオット波動原理

ダウ理論は1880年代にチャールズ・ダウにより発表された株価の法則で、現代のテクニカル分析の礎を築いた理論です。

エリオットはダウ理論に大きく影響を受け、それをより緻密で体系立った理論に構築していこうと研究しました。その結果生み出されたのがエリオット波動原理であり、ダウ理論の後継理論と広く認められています

3段階トレンドと5波動構成の対応(図解)

① 主要トレンドの構造的対応 — クリックで展開
主要トレンドの構造的対応 ダウ理論 主要トレンドは3段階 第1段階 第2段階 第3段階 同じ考え方 エリオット波動 5波動構成 S 1 2 3 4 5 エリオット波動はダウ理論の後継理論
ダウ理論の法則③「主要トレンドは3段階からなる」という考え方は、エリオット波動の「5波動構成」と同じ考え方とされています。エリオット波動原理は、ダウ理論の基本構造を継承しつつ、それを5波動推進+3波動修正というより精緻な体系に発展させた後継理論です。
図の見方:ダウ理論の3段階トレンドとエリオット波動の5波動構成は、トレンドが段階的に推進するという同じ本質を捉えています。エリオットはこの構造をより緻密に分析できる形へと体系化しました。

ダウ理論の6法則(詳細)

  1. 法則①:平均株価は全てのニュースを織り込む

    値動きそのものに将来予測の重要なヒントが隠されている、という考え方。エリオット波動原理が「株価そのものに向き合って分析する」姿勢を根底に持つことの理論的基盤となっています。

  2. 法則②:トレンドには3つの大きさの種類がある

    プライマリー(1年以上)/インターミーディエット(3週〜3ヶ月)/マイナー(3週間未満)の3種類。エリオット波動の「波の階層」概念に対応します。

  3. 法則③:主要トレンドは3段階からなる

    エリオット波動の「5波動構成」と同じ考え方。ダウ理論の3段階を、エリオットがより精緻な5波動(1波・2波・3波・4波・5波)に体系化しました。

  4. 法則④:平均株価はお互いに確認し合わなければならない

    NYダウとダウ輸送株平均の両方でトレンド転換を確認する必要があるという法則。エリオット波動では「複数市場の相関分析」がこの法則④に対応します。

  5. 法則⑤:トレンドは出来高でも確認される必要がある

    上昇トレンドでは上昇時に出来高が増え、下落時に減少することが健全なトレンドの証拠。エリオット波動の8つのガイドラインのうち「出来高」のガイドラインに引き継がれています。

  6. 法則⑥:トレンドは明確な反転シグナルが発生するまでは継続していると考える

    エリオット波動原理の第6章「トレード戦略」の考え方の根底をなしています。「波形が確定してからエントリーする」という実践的手法はこの法則に基づいています。

エリオット波動への継承ポイント

ダウ理論からエリオット波動原理が継承した主な要素は次のとおりです:

  • 法則④「平均株価はお互いに確認し合わなければならない」 → エリオット波動の「複数市場の相関分析」
  • 法則③「主要トレンドは3段階」 → エリオット波動の「5波動構成」
  • 法則⑥「明確な反転シグナルが発生するまでトレンドは継続」 → エリオット波動原理の第6章トレード戦略の考え方の根底

なお、比率関係ガイドラインはバランス面から波形を判断するためのものであり、株価目標を計算してトレードするという使い方は本来的ではない、という点もエリオット波動分析における重要な姿勢です。

まとめ

ダウ理論とエリオット波動の関係は、源流と後継理論という明確な系譜にあります。1880年代にチャールズ・ダウが発表した株価の6法則は現代テクニカル分析の礎を築き、エリオットはこの理論をより緻密で体系立った形に発展させてエリオット波動原理を生み出しました。

特にダウ理論の法則③「主要トレンドは3段階からなる」はエリオット波動の「5波動構成」と同じ考え方であり、法則④「平均株価はお互いに確認し合わなければならない」は「複数市場の相関分析」として、法則⑥「明確な反転シグナルが発生するまでトレンドは継続」はエリオット波動のトレード戦略の根底として、それぞれ継承されています。エリオット波動を学ぶ上で、その源流であるダウ理論の理解は欠かせません。

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