景気サイクルとエリオット波動の関係

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エリオット波動の源流③。景気・経済サイクルには4種類ある。各サイクルはエリオット波動の波の階層に対応するが、対応関係は時間的な目安に過ぎず、波動の「形」の反復性とは別物。

解説

景気や経済の動きにはサイクルがあることは広く知られており、株価は経済状況を反映して動くことから、景気サイクルとエリオット波動は密接な関係があると考えられます。エリオット自身も波動原理の発見以前から景気サイクルに大きな関心を持っていたとされています。ただし、ロバート・プレクターは「エリオットが発見したパターンは『形(Form)』という点では反復性があるが、それが出現する時間と大きさでは必ずしも反復性は見られない」「株価は特定の時間による循環的な動きではなく、形の繰り返しを反映している」と指摘しています。

波の階層一覧

名称 英語名 表記 期間
キチンサイクル Kitchin Cycle 約40カ月 プライマリー波程度
ジュグラーサイクル Juglar Cycle 約10年 サイクル波程度
クズネッツサイクル Kuznets Cycle 約20年 サイクル〜スーパーサイクル波程度
コンドラチェフサイクル Kondratiev Cycle 50〜60年 スーパーサイクル波程度

ポイント

  • キチンサイクル(約40カ月):在庫循環。ジョセフ・A・キチンが1923年に発表。日本の政府認定景気サイクルにほぼ符合
  • ジュグラーサイクル(約10年):設備投資循環。J・クレメンス・ジュグラーが1860年に発表
  • クズネッツサイクル(約20年):建設循環。サイモン・クズネッツが1930年に発表
  • コンドラチェフサイクル(50〜60年):技術革新循環。ニコライ・コンドラチェフが1925年に発表
  • 各サイクルの周期は上昇期と下降期を合わせた期間→ひとつの上昇・下降局面はその半分程度
  • 景気サイクルと波の階層の対応関係はあくまで時間的な目安に過ぎず、対応関係が明確なものではない
  • エリオット波動は特定の時間による循環ではなく、波の「形」の繰り返しを反映している(プレクター)
  • 景気サイクルとエリオット波動の詳細な関係はまだ研究途上(筆者・日本エリオット波動研究所の見解)

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