エリオット波動の前提事項(波の大きさ・チャートの使い方)

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エリオット波動分析では「波の大きさ」は価格変動率(変化率)で測る。基本的に片対数(semilog)目盛りチャートを使い、ローソク足チャートが最も適している。

解説

エリオット波動分析において「波の大きさ」とは、値幅(絶対値)ではなく価格変動率(変化率)の大きさを指します。例えば「1000円幅上昇して上昇率5%」より「900円上昇して上昇率6%」のほうが「波の大きさは大きい」と考えます。変化率を重視するため、縦軸が対数目盛りになっている片対数チャートを基本的に使います。ただし、インパルスがチャネル内に収まっている限りは算術目盛りチャートを使うべきというエリオットの指摘もあり、チャネルを使って分析する場面では普通目盛りが望ましいこともあります。ローソク足チャートは高値・安値のヒゲも含めてすべての価格を記録しており、エリオット波動分析に最も適しています。

ポイント

  • 「波の大きさ」=価格変動率(変化率)。値幅の大きさではない
  • 基本的に片対数(semilog)目盛りチャートを使う→変化率が長さとして表示される
  • 例外:インパルスがチャネルに収まっている局面では普通目盛りチャートが望ましいこともある
  • ローソク足チャートが最適:高値・安値のヒゲまで含めてすべての取引価格を記録している
  • バーチャートも高値・安値が記録されているのでエリオット波動分析に適している
  • 基本的には取引されたすべての価格に意味があると解釈するのがエリオット波動原理の原則
  • エリオット波動の3つの基本コンセプト:①5波動推進・3波動修正、②フラクタル構造、③5つの基本波形

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