カウントの手順

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「カウントの手順」とは、エリオット波動分析でカウント(波動のラベリング)を進める実践的な手順のこと。まず大きな値動きを確認し、波を大ざっぱに区切ることから始め、副次波を数えて推進波・修正波を判定し、複数シナリオで分析を進めていくのが基本的な流れです。

解説:カウントの手順とは何か

エリオット波動分析では「今、株価が波動のどの階層で、どのような波形を形成中なのか」を探ることで、「今後どのような展開になる可能性が高いのか」というシナリオを考えていきます。

そのためのカウント作業は、いきなり細かな波を数え始めるのではなく、大きな値動きから順番に区切っていき、徐々に副次波を確認して厳密化していくのが基本的な進め方です。また、ひとつのカウントだけに固執せず、複数の可能性を維持しながら相場の動きに応じてシナリオを更新していく姿勢が重要となります。

チャート図解

① STEP1:大きな値動きで区切る — クリックで展開
S ③? まずは3〜5つの主要な高値・安値で区切る
最初のステップでは、まず長期チャートの際立った高値・安値で大ざっぱに波動を区切るところから始めます。この段階では暫定的なカウント(①②③?)でかまいません。サイクル級(だいたい10年程度の長さ)など、できるだけ大きな階層から確認していくのが基本です。
② STEP2:副次波を数えて確認 — クリックで展開
S 1 2 3 4 5=① A B C=② ③? 副次波の構成が5波動なら推進、3波動なら修正
次のステップでは、暫定区切りした各波について副次波を確認します。①波の中が5波動(1-2-3-4-5)で構成されていれば推進波の可能性が高く、②波が3波動(A-B-C)で構成されていれば修正波と判断できます。副次波の構成によって最初のカウントを厳密化していきます。
図の見方:STEP1ではざっくり高値・安値で区切り、STEP2で副次波を確認して厳密化します。大→小の順番で進めるのがカウントの基本です。

カウントの5ステップ

STEP 1
サイクル(だいたい10年程度の長さ)くらいの段階から波動を確認していく。なるべく期間の長い株価チャートで際立った高値・安値を確認する。
STEP 2
際立った高値・安値で波動を区切ってみる。オーソドックスな高値・安値であるとは限らない。暫定的に区切って進める。
STEP 3
波の連なりの全体的な方向を確認し、アクション波・リアクション波を想定する。アクション波はだいたいのケースで推進波、リアクション波は必ず修正波。
STEP 4
各波について副次波を確認していく。副次波が修正波の可能性が高いなら、そのときに判断を修正する。
STEP 5
波動のカウントはひとつだけに絞らず、複数の可能性(メインシナリオ・サブシナリオ)を持って分析する。相場の動きに応じてシナリオを更新していく。

ポイント詳細

  1. まずおおざっぱに想定してから副次波の確認で厳密化していく順番が大切

    いきなり細かな波を数え始めるのではなく、まずは長期チャートで大ざっぱに区切り、そこから副次波を確認して厳密化していくという大→小の順番がカウント作業の基本です。順番を逆にすると全体像を見失い、誤ったカウントに陥りやすくなります。

  2. 推進波か修正波かの判断は、副次波の構成(5波動か3波動か)で確認できる

    ある波が推進波(インパルス・ダイアゴナル)なのか修正波(ジグザグ・フラットなど)なのかは、その副次波の構成で判別します。5波動で構成されていれば推進波3波動で構成されていれば修正波と判断するのが基本的な見極め方です。

まとめ

カウントの手順は、エリオット波動分析でカウントを進める実践的な手順です。サイクル級などの大きな階層から始めて、際立った高値・安値で大ざっぱに区切り、波の方向性からアクション波・リアクション波を想定し、副次波を確認して厳密化し、複数シナリオで分析を進めていきます。

大切なのは、大→小の順番で進めることと、ひとつのカウントだけに絞らず複数の可能性を維持することです。推進波か修正波かは副次波の構成(5波動か3波動か)で判断します。

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