どちらもW-X-Yという3要素構成だが、役割が根本的に異なる。ダブルジグザグは価格修正(Y波がW波終点を更新)、ダブルスリーは時間調整(Y波がW波終点をほぼ更新しない)。Y波がW波を超えるかどうかがカウント上の最重要判断。
解説
ダブルジグザグとダブルスリーはどちらもW-X-Yという3要素の複合修正波ですが、性質・役割・完成後の展開が根本的に異なります。最も重要な判断基準は「Y波がW波の動いた範囲を大きく超えて動いたかどうか」です。Y波終点がW波終点を大きく超えていればダブルジグザグ(急こう配の価格修正)、Y波終点がW波終点をほぼ超えなければダブルスリー(横ばいの時間調整)と判断します。
ポイント
- 【急こう配の複合修正波(ダブルジグザグ)】Y波がW波による価格修正をさらに更新する。W波・Y波ともにジグザグ(ジグザグの変種として分類)
- 【横ばいの複合修正波(ダブルスリー)】価格修正はW波でほぼ終わり、Y波はW波終点を大きく超えない(大きく超える場合はX波がW波を約100%リトレースしていることが必要)
- 【カウント上の最重要判断:Y波がW波を超えるか】Y波終点>W波終点を大きく超えた→ダブルジグザグを優先検討。Y波終点≒W波終点またはそれ以下→ダブルスリーを優先検討
- 【X波のリトレース率と組み合わせた判断】ダブルスリーでY波がW波終点を超える場合、X波でW波を100%近くリトレースしていることが必要条件。X波のリトレースが小さいのにY波がW波を大きく超えた→別のカウントを探す
- 【ダブルジグザグを想定していてY波がW波を超えられない場合】想定が破綻している可能性が高い。ダブルジグザグでもY波がW波終点を超えられないフェイラーのような現象が起こることもあるが、それは例外的
- 【フラットとの関係】ダブルスリーはフラットの代わりに出る波形。フラットと同様の出現位置(インパルスの4波・B波など)に多く現れる
- 【ダブルスリーの典型例(図2-80)】フラット+ジグザグ+トライアングルという構成。W波で価格修正した後、X波で戻り、Y波がトライアングルで時間調整して完了する
