ダイアゴナルに続く波動の想定

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「ダイアゴナルに続く波動の想定」とは、下落後に出現したダイアゴナルがリーディングダイアゴナル(1波またはA波)エンディングダイアゴナル(5波またはC波)かによって、続く波動の想定が根本的に異なることを示す分析手法。両者の判別は、続く展開が真逆になるため極めて重要です。

解説:リーディングか、エンディングか

大きく下落した後に上向きのダイアゴナルと想定できる波が出現した場合、それはリーディングダイアゴナル(1波またはA波)です。一方、上昇トレンドの終盤に出現した上向きのダイアゴナルはエンディングダイアゴナル(5波またはC波)と解釈されます。

両者は同じ「くさび型・5波動構成・4波が1波に重なる」というダイアゴナルの特徴を持ちますが、どちらに位置するかで続く波動の展開が真逆になります。リーディングダイアゴナルなら大きな上昇トレンドの始まり、エンディングダイアゴナルなら上昇トレンドの終了と急速な反転下落を意味します。

チャート図解

リーディングダイアゴナルとエンディングダイアゴナルの2つのケースで、その後の展開を視覚化します。

ケース①:リーディングダイアゴナル(1波)→ 上昇インパルスが続く — クリックで展開
i ii iii iv 大底 (1) (2) (3)〜(5)? リーディングダイアゴナル(1波)→2波修正→3-4-5の上昇が続く
大きな下落の後にくさび型のリーディングダイアゴナルが出現したパターン。これが1波なら、(2)波の修正の後、(3)波・(4)波・(5)波という大きな上昇インパルスが続くシナリオになります。上昇トレンドの始まりを示唆。
ケース②:エンディングダイアゴナル(5波)→ 急速反転下落 — クリックで展開
ダイアゴナル始点(反転目標) i ii iii iv S (1) (2) (3) (4) (5)v 急速反転 ↓
上昇インパルスの最終(5)波がくさび型のエンディングダイアゴナルになったパターン。これが完成すると、一回り大きな上昇波動が終了し、下落修正波が始まります。完成後はダイアゴナル始点または副次波2波終点付近まで急速に反転することが多いのが特徴。5波終点でしばしばスローオーバー(チャネル線突破)が発生。
図の見方:両ケースともダイアゴナルの形状(くさび型・5波動)は同じですが、出現位置(1波/5波)によって続く展開が真逆の方向(上昇継続/急速反転下落)になります。

2つのケースの比較

ケース ①
リーディングダイアゴナル
▲ 上昇トレンドの始まり
1波またはA波として出現する。(2)波修正の後、(3)波・(4)波・(5)波という上昇インパルスが続くシナリオ。大きな上昇トレンドのスタート地点を示す。
ケース ②
エンディングダイアゴナル
▼ 急速反転下落
5波またはC波として出現する。一回り大きな上昇波動が終了し、下落修正波が始まる。完成後は始点または副次波2波終点付近まで急速に反転することが多い。
💡 エンディングダイアゴナルの特徴
エンディングダイアゴナルには2つの重要な特徴があります:

完成後の急速反転:ダイアゴナルの始点または副次波2波終点付近まで急速に反転する動きが起こりやすい。これは上昇トレンドの完全終了を意味する強力なサイン。

5波のスローオーバー:ダイアゴナルの5波(最終波)はしばしばスローオーバー(チャネルラインを一時的に突破)が起きる。これは(→スローオーバー)でも解説される完成サイン。

ポイント詳細

  1. リーディングダイアゴナルが1波なら→2波修正の後、3波・4波・5波という上昇インパルスが続く

    出現したダイアゴナルがリーディングダイアゴナル(1波の位置)なら、続いて(2)波の修正→(3)波・(4)波・(5)波の上昇インパルスが続く展開になります。大きな上昇トレンドの始まりを意味します。

  2. エンディングダイアゴナルが5波なら→一回り大きな上昇波動が終了し、下落修正波が始まる

    出現したダイアゴナルがエンディングダイアゴナル(5波の位置)なら、それは一回り大きな上昇波動の終了を意味し、続いて下落修正波が始まる展開になります。上昇トレンドの完全終了サイン。

  3. エンディングダイアゴナル完成後は、始点または副次波2波終点付近まで急速に反転することが多い

    エンディングダイアゴナル完成後の反転は急速かつ大きな値動きになることが多く、目標としてダイアゴナルの始点または副次波2波の終点付近まで戻る動きが典型的です。

  4. ダイアゴナルの5波はしばしばスローオーバーが起きる

    ダイアゴナルの5波(最終副次波)はしばしばスローオーバー(チャネルラインの一時的な突破)を起こします。これはダイアゴナル完成・反転のサインとして観察されます(→スローオーバー(Throw-over))。

まとめ

「ダイアゴナルに続く波動の想定」は、下落後に出現したダイアゴナルがリーディング(1波・A波)かエンディング(5波・C波)かによって、続く波動の展開が真逆になることを示す分析手法です。

リーディングダイアゴナルなら(2)波修正後に大きな上昇インパルスが続き、エンディングダイアゴナルなら上昇波動の終了と急速な反転下落が始まります。エンディングダイアゴナルの場合、完成後はダイアゴナル始点または副次波2波終点付近まで急速に反転することが多く、5波ではしばしばスローオーバーが発生します。

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