解説:拡大型とランニング
拡大型トライアングル(Expanding Triangle)は、収縮型とは逆に振幅が拡大していく形です。ランニングトライアングル(Running Triangle)は、B波がA波の始点を超えて拡大するものの、C波以降が収縮する形です。
一見すると拡大型トライアングルに見える波動であっても、実際には別の波形であることもしばしばあります(フラットやダブルスリーなど)。副次波の波動構成を慎重に見極めることが大切です。
拡大型・ランニングの形(図解)
① 拡大型トライアングル:振幅が拡大する逆くさび形 — クリックで展開
② ランニングトライアングル:B波がA波始点超え+C波以降は収縮 — クリックで展開
拡大型トライアングルの特徴
C波、D波、E波は1つ前の波の始点を必ず超えて終わるのが拡大型トライアングルの特徴です(振幅が拡大していくため)。
※B波はA波始点を超えずに終わることがあります。
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振幅が徐々に拡大していく
収縮型とは逆方向に上下のラインが広がっていく逆くさび形。
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副次波にトライアングルは出現しない
通常のトライアングルでは副次波(特にE波)にトライアングルが出現することがありますが、拡大型ではトライアングルが副次波として出現しません。
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上昇トレンド内での出現パターン
上昇トレンド内の副次波として出現する場合、多くの場合でB波終点やD波終点がオーソドックスな高値を上回るが、E波終点はオーソドックスな高値を下回る形になります。
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下降トレンド内での出現パターン
下降トレンド内の副次波として出現する場合、B波終点やD波終点がオーソドックスな安値を下回るが、E波終点はオーソドックスな安値を上回る形になります。
ランニングトライアングルの特徴
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B波がA波始点を超えて拡大・C波以降は収縮
ランニングトライアングルはB波がA波の始点を超えて拡大するものの、C波以降が収縮する形です。しばしば観察される波形です。
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上昇波動内のランニングトライアングル
上昇波動内のランニングトライアングルではB波終点がオーソドックスな高値を超えてしまう。カウントが成り立つためにはE波終点がオーソドックスな高値を下回る必要がある。
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下降波動内のランニングトライアングル
下降波動内のランニングトライアングルではB波終点がオーソドックスな安値を下回る。カウントが成り立つためにはE波終点がオーソドックスな安値を上回る必要がある。
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収縮型の約4割はランニング型
前記事で解説したように、収縮型トライアングルの約4割はランニングトライアングルとして観察されます。
オーソドックスな高値・安値とE波の関係
| 種類 | B波・D波 | E波(カウント成立条件) |
|---|---|---|
| 拡大型(上昇トレンド内) | B波・D波終点がオーソドックスな高値を上回る | E波終点はオーソドックスな高値を下回る |
| 拡大型(下降トレンド内) | B波・D波終点がオーソドックスな安値を下回る | E波終点はオーソドックスな安値を上回る |
| ランニング型(上昇波動内) | B波終点がオーソドックスな高値を超える | E波終点はオーソドックスな高値を下回る必要あり |
| ランニング型(下降波動内) | B波終点がオーソドックスな安値を下回る | E波終点はオーソドックスな安値を上回る必要あり |
完成後の動き
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完成後のスラストの考え方は収縮型と同じ
拡大型・ランニング型ともに、完成後はトライアングルの最大副次波と同程度の大きさのスラスト(突き抜け)が発生します。
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どちらの種類も副次波の構成は3-3-3-3-3
拡大型・ランニング型ともに副次波の構成は5つの3波動という基本構成は変わりません。
関連用語
まとめ
拡大型トライアングルは、収縮型とは逆に振幅が拡大していく逆くさび形です。C波・D波・E波は1つ前の波の始点を必ず超えて終わるのが特徴です。B波はA波始点を超えずに終わることもあります。副次波にトライアングルは出現しません。拡大型トライアングルに見えても実際にはフラットやダブルスリーであることがしばしばあるため、副次波の波動構成を慎重に見極めることが大切です。
ランニングトライアングルは、B波がA波の始点を超えて大きく拡大するものの、その後のC波以降は収縮していく形です。収縮型トライアングルの約4割はランニング型として観察される、しばしば観察される波形です。上昇波動内ではB波終点がオーソドックスな高値を超え、下降波動内ではB波終点がオーソドックスな安値を下回ります。どちらの場合も、カウントが成り立つためにはE波終点がオーソドックスな高値/安値を逆方向で超えてはいけないという条件があります。どちらの種類も副次波の構成は3-3-3-3-3で、完成後のスラストの考え方は収縮型と同じです。
