解説:同じ上向きインパルスでも意味が真逆
大きく下落してきた後に上向きのインパルスと想定される波が確認された場合、それは「(1)波」か「(A)波」かのどちらかである可能性があります。両者は外見上の波形(5波動のインパルス)が同じであるため、そのインパルス単体だけでは(1)波と(A)波を判別することができません。
しかし、両者は真逆のシナリオを意味します。(1)波であれば上昇トレンドの始まりであり、続く(2)波の押し目の後にさらに大きな(3)波の上昇が続きます。一方、(A)波であれば下降相場における一時的な戻りに過ぎず、(B)波の後にはさらに大きな(C)波の下落が予想されます。投資判断において真逆の結論になるため、慎重な見極めが求められます。
チャート図解
大きな下落後に出現した上向きインパルス(赤強調・共通部分)から、2つのシナリオへ分岐する展開を視覚化します。
シナリオA:1-2-3波(推進波)→ 上昇トレンド継続 — クリックで展開
シナリオB:A-B-C波(修正波)→ 下降トレンド再開 — クリックで展開
2つのシナリオの比較
つまり、上向きインパルスの後にトライアングルが出現したら、それは(2)波ではなく(B)波の可能性が高いと判断できます。シナリオBの確度が上がる重要なシグナルとなります。
ポイント詳細
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大きな下落後の上向きインパルスは(1)波か(A)波か、単独では判断できない
上向きインパルス(5波動構成)が完成したとき、それが(1)波(推進波の始まり)なのか(A)波(ジグザグの一部)なのかは、そのインパルス単体だけでは判断できません。両者は外見上同じ波形です。
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ただし相違点:(2)波はトライアングルになる可能性が低い。(B)波はしばしばトライアングルになる
続く修正波の波形に注目すると、(2)波がトライアングルになる可能性は低いのに対し、(B)波はしばしばトライアングルになるという性質の違いがあります。これが判別の重要なヒントとなります。
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→ トライアングルが出現したら(2)波ではなく(B)波の可能性が高いというヒントになる
上向きインパルスの後にトライアングルが出現したら、それは(2)波ではなく(B)波の可能性が高いと判断できます。シナリオB(A-B-C波)の確度が上がる重要なシグナルです。
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(3)波なら上昇トレンドはまだ続く、(C)波ならその後大きな下降トレンドが予想される(真逆の展開)
続く波が(3)波なら上昇トレンドが継続し、(C)波なら大きな下降トレンドへ転じます。真逆の展開を意味するため、判断ミスは投資判断に致命的な影響を与えます。
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判断には「さらに大きな波動の文脈」確認が必要
最終的な判断には、さらに大きな波動の文脈(上位階層での位置づけ)を確認することが必要です。完成した波がより大きな波動の中でどこに位置するかを把握することで、シナリオを絞り込めます(→波の階層)。
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インパルスと想定した波の後に逆向き修正波がはっきり展開してから「インパルス確定」と判断するのが安全
実務上は、インパルスと想定した波の後に逆向き修正波がはっきりと展開してから「インパルス確定」と判断するのが安全です。早急なインパルス確定はリスクが高いため、確認を待つ姿勢が重要です。
関連用語
まとめ
「1-2-3波かA-B-C波かの判断」は、大きな下落後に出現した上向きインパルスが(1)波か(A)波かを判別する分析手法です。両者は外見上同じ波形ですが、続く展開は真逆(上昇トレンド継続 vs 下降トレンド再開)になります。
重要な判別ヒントは「(2)波はトライアングルになりにくく、(B)波はしばしばトライアングルになる」という性質の違いです。上向きインパルスの後にトライアングルが出現したら、(B)波の可能性が高いシグナル。さらに大きな波動の文脈確認も含めて、慎重に判断していきます。インパルス確定の判断は、後続の逆向き修正波がはっきり展開してからが安全です。
