解説:インパルスとジグザグの混同
インパルスとジグザグは、外見上どちらも大きく一方向に動く波に見えることがあります。特に短期のチャートでは混同しやすいため、副次波の内部構成を確認することが重要です。
判別の核心は「A波(または1波)の内部が5波動か3波動か」を確認することです。これによって推進波と修正波の方向性が見えてきます。
インパルス vs ジグザグ(図解)
① インパルス(推進波):5波動構成 — クリックで展開
② ジグザグ(修正波):3波動構成 — クリックで展開
判別の基本:A波(1波)の内部構成
- 5波動構成→インパルスの1波またはジグザグのA波(どちらも5波動)
- 3波動構成→フラットのA波またはダイアゴナルの第1波(どちらも3波動)
第1波(A波)の内部が5波動か3波動かを確認することで、その後の波形展開の可能性を絞り込むことができます。5波動の場合はインパルスかジグザグのどちらかなので、続く波の内部構成を見て最終判定します。
重要な判別ポイント
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判別の基本:第1波(A波)の内部が5波動かを確認
最初に確認すべきは、最初の波(第1波またはA波)の内部が5波動構成か3波動構成かです。
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5波動構成の場合
インパルスの1波またはジグザグのA波。どちらも内部は5波動であり、ここだけでは判別できません。
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3波動構成の場合
フラットのA波またはダイアゴナルの第1波。インパルスの1波にはなりえません。
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インパルスの3波:必ずインパルスまたはダイアゴナル
インパルスの3波は必ずインパルスまたはダイアゴナル(修正波の形にはなれない)。3波の内部が3波動になっていたらインパルスではないと判断できます。
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ジグザグのB波:A波始点を超えることができない
ジグザグのB波はA波始点を超えることができません(超えたらフラット系)。これがジグザグの絶対条件です。
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インパルスの4波:1波と価格的に重なってはいけない
インパルスの4波は1波と価格的に重なってはいけません。重なるならダイアゴナルを疑います。
インパルスとジグザグの比較
| 項目 | インパルス(推進波) | ジグザグ(修正波) |
|---|---|---|
| 波の方向 | 大きなトレンドと同方向 | 大きなトレンドと逆方向 |
| 副次波の数 | 5波動(1-2-3-4-5) | 3波動(A-B-C) |
| 副次波の構成 | 5-3-5-3-5 | 5-3-5 |
| 第1波(A波)の内部 | 5波動(インパルス or ダイアゴナル) | 5波動(インパルス or ダイアゴナル) |
| 中間波(3波/B波) | 3波は必ずインパルスまたはダイアゴナル(5波動) | B波は修正波(3波動)でA波始点を超えない |
| 最後の波(5波/C波) | 5波はインパルスまたはダイアゴナル(5波動) | C波はインパルスまたはダイアゴナル(5波動) |
| 3波/B波の制限 | 3波は1波・5波より小さくならない | B波はA波始点を超えない |
| 4波の制限 | 4波は1波と重ならない | 該当なし |
実践:チャネルラインの活用
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チャネルラインを引いてみる
インパルスはチャネルに収まりやすい性質があります。ダイアゴナルはくさび型になります。チャネルの形を確認することで、インパルスかダイアゴナルかを推測できます。
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「5波動に見えるが、副次波の内部が3波動」→ダイアゴナル
外見上5波動に見えても、副次波の内部がすべて3波動になっている場合はダイアゴナルであると判断できます(3-3-3-3-3型)。
関連用語
まとめ
インパルスとジグザグの見分け方は、エリオット波動カウントの基本中の基本です。両者とも外見上は大きく一方向に動く波に見えますが、副次波の内部構成を確認することで判別できます。判別の核心は「第1波(A波)の内部が5波動か3波動か」を確認することです。5波動の場合はインパルスの1波またはジグザグのA波のいずれかとなり、続く波の構成で最終判定します。
判別の重要ポイントは、インパルスの3波は必ずインパルスまたはダイアゴナル(修正波の形にはなれない)、ジグザグのB波はA波始点を超えることができない、インパルスの4波は1波と重なってはいけないという3つです。実践的にはチャネルラインを引いてみることが有効で、インパルスはチャネルに収まりやすく、ダイアゴナルはくさび型になります。「5波動に見えるが、副次波の内部が3波動」の場合はダイアゴナルであると判断できます。特に短期チャートでは混同しやすいため、3大ルールと副次波の内部構成という基本に立ち返ってチェックすることが重要です。
