ダイアゴナルの基本特徴と共通ルール

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ダイアゴナルは5波動構成の推進波。4波が1波に重なるのがインパルスとの最大の違い。上値ラインと下値ラインが同じ方向に向かいながら収束(または拡大)するウェッジ型(くさび型)の形をする。

解説

ダイアゴナルは5波動構成の推進波で、副次波の構成は3-3-3-3-3か5-3-5-3-5です。波の大きさが徐々に小さくなりながら、上下どちらかに突き出る形(ウェッジ型=くさび型)になるのが特徴です。波の大きさが徐々に大きくなる逆ウェッジ型(拡大型)もあります。通常、4波が1波に重なります。この点がインパルスとの大きな違いです。「4波が1波に重なる」という特徴からもわかるように、インパルスに比べるとすっきりした推進波とは言えず、躊躇しながら推進していくような、修正波の性格を帯びた推進波です。

チェックリスト

  • ✅ 共通特徴①:4波が1波に重なる(インパルスとの最大の相違点)
  • ✅ 共通特徴②:上値ラインと下値ラインが同じ方向に向かいながら収束または拡大するウェッジ型(くさび型)
  • ✅ 共通特徴③:5波の終点の目処は1波と3波の終点を結んだライン上(スローオーバーしてその線を超えることもしばしば)
  • ❌ 注意:ダイアゴナルの副次波の大きさの順序(1波>3波>5波)は「緩いガイドライン」であり、絶対的なルールではない。3波が1波より大きいパターンも比較的よく現れる。5波がスローオーバーして3波より大きくなるケースも筆者はしばしば観察している
  • ❌ 注意:拡大型ダイアゴナルでは5波がそのラインに到達せずに終わることが多い。また、リーディングダイアゴナルや拡大型ダイアゴナルにはフェイラー(5波が3波終点を超えられない)は原則として認められていない

ポイント

  • 上値ライン:1波終点と3波終点を結んだ線(upper boundary)
  • 下値ライン:2波終点と4波終点を結んだ線(lower boundary)
  • ラインを引く際は波動の終点に固執するのではなく、全体がウェッジ型になるように引くことを心がける
  • 2波と4波のリトレース率:先行する波(1波や3波)を66%から81%リトレースすると言われているが、これは「おおよその目安」であり、こうならないケースも多々見られる
  • ダイアゴナルはリアルタイムではどこで終わったのかを判断するのが難しい→収縮型が完成したと思っても拡大型に発展する可能性がある
  • 出現位置(共通):一回り大きな副次波としては最初か最後の波として出現。インパルスの1波・5波、ジグザグのA波・C波、フラットのC波
  • 3波がインパルスの中で延長した後の5波にダイアゴナルが出やすい(「3波が行き過ぎた」時に、その後の5波に出やすい)
  • サブミニュエット級より小さな波動ではインパルスの1波がリーディングダイアゴナルとなることがとても多い

関連用語