ダイアゴナルの基本特徴と共通ルール

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「ダイアゴナルの基本特徴と共通ルール」は、推進波のもう一つの形を理解する重要なテーマです。ダイアゴナルは5波動構成の推進波で、4波が1波に重なるのがインパルスとの最大の違いです。上値ラインと下値ラインが同じ方向に向かいながら収束(または拡大)するウェッジ型(くさび型)の形をします。本記事では基本特徴・出現位置・実践上の注意点を解説します。

解説:ダイアゴナルとは

ダイアゴナルは5波動構成の推進波で、副次波の構成は3-3-3-3-35-3-5-3-5です。

波の大きさが徐々に小さくなりながら、上下どちらかに突き出る形(ウェッジ型=くさび型)になるのが特徴です。波の大きさが徐々に大きくなる逆ウェッジ型(拡大型)もあります。

通常、4波が1波に重なります。この点がインパルスとの大きな違いです。「4波が1波に重なる」という特徴からもわかるように、インパルスに比べるとすっきりした推進波とは言えず、躊躇しながら推進していくような、修正波の性格を帯びた推進波です。

基本ウェッジ型ダイアゴナル(図解)

① 基本ウェッジ型:4波が1波に食い込む — クリックで展開
ウェッジ型に収束/4波が1波に食い込む S 1 2 3 4 5 上下ラインが収束するウェッジ・4波が1波領域に食い込む
ダイアゴナルは5波動構成の推進波。上値ライン(1波-3波)と下値ライン(2波-4波)が同じ方向に向かいながら収束するウェッジ型を形成します。4波が1波の価格領域に食い込むのが最大の特徴で、これがインパルスとの決定的な違いです。
図の見方:色付きの領域は「1波と4波の重なり」を示します。インパルスではこの重なりは絶対に許されませんが、ダイアゴナルでは必須の特徴です。

ダイアゴナルの3つの共通特徴

14波が1波に重なる
インパルスとの最大の相違点。インパルスではルール③で禁じられている「4波と1波の重なり」が、ダイアゴナルでは必須の特徴となります。
2ウェッジ型(くさび型)
上値ラインと下値ラインが同じ方向に向かいながら収束または拡大するくさび型を形成します。収縮型と拡大型の2種類があります。
35波の終点目処
5波の終点の目処は1波と3波の終点を結んだライン上です。スローオーバーしてその線を超えることもしばしばあります。

重要ポイント(詳細解説)

  1. 上値ライン・下値ラインの引き方

    上値ライン=1波終点と3波終点を結んだ線、下値ライン=2波終点と4波終点を結んだ線。ラインを引く際は波動の終点に固執するのではなく、全体がウェッジ型になるように引くことを心がけます。

  2. 2波と4波のリトレース率

    先行する波(1波や3波)を66%から81%リトレースすると言われていますが、これは「おおよその目安」であり、こうならないケースも多々見られます。

  3. リアルタイムでの判定の難しさ

    ダイアゴナルはリアルタイムではどこで終わったのかを判断するのが難しいのが特徴です。収縮型が完成したと思っても拡大型に発展する可能性があります。

  4. 3波延長後の5波に出やすい

    3波がインパルスの中で延長した後の5波にダイアゴナルが出やすい傾向があります(「3波が行き過ぎた」時に、その後の5波に出やすい)。

  5. 小さな波動ではリーディングダイアゴナルが多い

    サブミニュエット級より小さな波動では、インパルスの1波がリーディングダイアゴナルとなることがとても多いのが観察されています。

ダイアゴナルの出現位置

ダイアゴナルは推進波の一種ですが、出現できる位置は限定されています。一回り大きな副次波としては最初か最後の波として出現します。

大きな波の中の位置 ダイアゴナルの種類
インパルスの1波 リーディングダイアゴナル
インパルスの5波 エンディングダイアゴナル
ジグザグのA波 リーディングダイアゴナル
ジグザグのC波 エンディングダイアゴナル
フラットのC波 エンディングダイアゴナル

実践上の重要な注意点

⚠ 副次波の大きさの順序は「緩いガイドライン」
ダイアゴナルの副次波の大きさの順序(1波>3波>5波)は「緩いガイドライン」であり、絶対的なルールではありません。3波が1波より大きいパターンも比較的よく現れます。5波がスローオーバーして3波より大きくなるケースも筆者はしばしば観察しています。
⚠ 拡大型ダイアゴナルとフェイラー
拡大型ダイアゴナルでは5波がそのラインに到達せずに終わることが多いのが特徴です。また、リーディングダイアゴナルや拡大型ダイアゴナルにはフェイラー(5波が3波終点を超えられない)は原則として認められていません

まとめ

ダイアゴナルは5波動構成の推進波で、インパルスとは異なる独自の特徴を持ちます。最大の相違点は「4波が1波に重なる」こと、そして全体がウェッジ型(くさび型)を形成することです。副次波の構成は3-3-3-3-3または5-3-5-3-5となり、修正波の性格を帯びた推進波として躊躇しながら推進していきます。

ダイアゴナルは「最初の波」(リーディング)または「最後の波」(エンディング)として出現する位置が限定されており、インパルスの1波・5波、ジグザグのA波・C波、フラットのC波という決まった場所に現れます。実践上はリアルタイムでは判定が難しい波形であり、収縮型が完成したと思っても拡大型に発展する可能性があるため、慎重なカウントが求められます。3波延長後の5波や、サブミニュエット級より小さな波動の1波には特に出やすい傾向があります。

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