1波やA波など「最初の波」として出現するダイアゴナル。トレンドの開始サインとなる。副次波の構成は3-3-3-3-3が基本(5-3-5-3-5は例外的)。完成後は2波・B波の修正を経て3波・4波・5波(またはC波)の推進が続く。
解説
リーディングダイアゴナルは1波やA波として現れるダイアゴナルであり、トレンドの開始サインとなる波動です。かつては5-3-5-3-5という構成になると考えられていましたが、実際にはほとんどが3-3-3-3-3という構成になっています。日本エリオット波動研究所の観察(2018年1月〜2022年11月の225CFDチャートをミニスキュール級の波動まで精緻に確認)では5-3-5-3-5型のリーディングダイアゴナルは一度も出現していませんでした。
ポイント
- 出現位置:インパルスの1波、ジグザグのA波(「最初の波」として出現)
- 副次波の構成:3-3-3-3-3が基本。5-3-5-3-5は例外的に出現することがある
- 3-3-3-3-3型の場合:各副次波は原則としてジグザグまたはジグザグの複合形
- 5-3-5-3-5型の場合:インパルス-ジグザグ(複合型を含む)-インパルス-ジグザグ(複合型を含む)-インパルスの構成。1波や5波自体がダイアゴナルになることはない
- 本書の見解:「リーディングダイアゴナルは3-3-3-3-3型が基本であり、5-3-5-3-5型は例外的に出現することがある」
- 『ELLIOTT WAVE PRINCIPLE』第10版(2005年)から3-3-3-3-3型の存在を正式に認めている(第9版まではリーディングダイアゴナルは5-3-5-3-5型のみとしていた)
- インパルスの1波の位置にリーディングダイアゴナルが出現すると、3波が延長することが多い
- リーディングダイアゴナルが確認されたら:その後、修正波(2波またはB波)を経てもう一度同じ方向への推進(3波~5波またはC波)が続くと想定できる→戻り売りや押し目買いの戦略が有効
- フェイラー(5波が3波終点を超えられない)は原則として認められていない
