修正波における延長

🌐 English version →

「修正波における延長」とは、延長現象がインパルスだけでなく修正波でも類似した形で起こる現象を指します。トライアングルのB〜E波のいずれかがトライアングル化することで9波動構成になったり、修正幅が不足した場合にジグザグがダブルジグザグ・トリプルジグザグへ発展したり、時間修正が不足した場合にダブルスリー・トリプルスリーへ発展するパターンなどが含まれます。

解説:修正波における延長とは何か

エリオット波動理論において延長(エクステンション)は基本的にインパルス(推進波)で見られる現象です(→波の延長(エクステンション))。しかし、修正波においても類似した延長現象が起こります

修正波における延長は、その修正波が単独の基本形(シングルのジグザグ・フラット・トライアングル)では十分な値幅修正または時間修正を行えなかった場合に、より複雑な波形へと発展していく形で表れます。具体的には、トライアングルの9波動化、ジグザグの複合化(ダブル・トリプルジグザグ)、複合修正波への発展(ダブル・トリプルスリー)といった現象です。

チャート図解

① 修正幅が不足したときジグザグがダブルジグザグへ発展 — クリックで展開
S W X Y W波で修正幅不足 Y波まで延長
最初のジグザグ(W波)だけでは修正幅が足りなかった場合、X波で戻した後にもうひとつジグザグ(Y波)が発展し、W-X-Yの構成のダブルジグザグへ延長します。修正幅がさらに不足するとトリプルジグザグまで発展することもあります。
図の見方:シングルのジグザグ(W波部分)で修正が完了せず、X波での戻しを挟んで2つ目のジグザグ(赤線・Y波部分)まで延長する、ダブルジグザグへの発展パターンを示しています。

ポイント詳細

  1. トライアングル:B〜E波のいずれかがトライアングル化→9波動構成

    通常のトライアングルはA-B-C-D-Eの5波動構成ですが、そのB〜E波のいずれかが内部でさらにトライアングルになることがあります。この場合、全体としては9波動構成のトライアングルへと延長します。

  2. ジグザグ:修正幅不足→ダブルジグザグ・トリプルジグザグ

    シングルのジグザグ(A-B-Cの3波動)で十分な値幅修正ができなかった場合、X波(つなぎ波)を挟んでもうひとつジグザグが発展し、W-X-Yのダブルジグザグ、さらに不足すればW-X-Y-X-Zのトリプルジグザグへと延長します。価格修正の側面での延長現象です。

  3. 時間修正不足→ダブルスリー・トリプルスリー

    横ばいの修正波で時間調整が不足した場合、修正波がX波を介して連結し、ダブルスリー(W-X-Y)やトリプルスリー(W-X-Y-X-Z)へと延長します。価格修正よりも時間修正の側面での延長現象です。

まとめ

「修正波における延長」とは、延長現象がインパルスだけでなく修正波でも類似した形で起こる現象です。トライアングルのB〜E波のいずれかがトライアングル化することで9波動構成になったり、ジグザグが修正幅不足によりダブル・トリプルジグザグへ発展したり、時間修正不足によりダブルスリー・トリプルスリーへ発展したりするパターンが該当します。

修正波が単独の基本形では完了せず、より複雑な波形へと発展していくケースが「修正波における延長」の中心的なイメージです。

📖 辞典アプリで詳細を見る →